橿原市議 政務調査費 住民訴訟提出
橿原市議政調費:返還、市長に求め提訴−−市民オンブズ /奈良
毎日新聞 2013年04月12日 地方版
政務調査費にふさわしくない支出があったとして、橿原市民オンブズマンの中村正之代表ら5人が11日、橿原市議21人分計約172万円(11年度分)の政務調査費を返還させるよう、森下豊市長に求める訴訟を奈良地裁に起こした。
訴状によると、政務調査費からパソコンやコピー機などのリース料金、インターネットのプロバイダー料金、住宅地図などの資料代のほか、実際には政務調査をしなかった日の宿泊代が計上されたと指摘。同オンブズマンは2月、市監査委員に監査請求をしたが棄却された。
中村代表は「政務調査費として使って良い基準を示してもらいたい」と話した。同オンブズマンは昨年、10年度分について提訴し係争中。市議会事務局は「訴状の内容を見ていないのでコメントできない」としている。【芝村侑美】